学童保育は、放課後の子どもたちの安心と安全を守る「とりで」
2011-03-20


大地震が発生して、十日が経ちました。被災地での大変さとは比べものにはなりませんが、夜街灯が消え、真っ暗な中心細い思いで帰宅をしたり、夜の計画停電で懐中電灯の明かりで過ごさなかったりと、今まで自分たちが、いかに電気に頼り、贅沢な暮らしをしていたのかということを思い知らされている毎日です。これまでも「エコ」を心がけていたつもりでしたが、今回改めて、普段使っていない電気用品のコンセントを抜いてみて、こんなにも無駄にコンセントを指していたんだと実感しました。

私が勤務している高校では、1日だけ臨時休業しましたが、それ以外は普段通りに学校生活を送っています。(計画停電の影響で、多少の日程の変更はありますが。)電車通学の生徒も、本数が減りぎゅうぎゅう詰めの電車に耐え、ほとんどの生徒が毎日「元気に」登校しています。震災報道を見聞きし、それぞれに不安や恐怖を感じている生徒も多いのではないかと思いますが、当たり前のようにみんなが学校に集まり、友と過ごすことができるということが、とてもうれしいようです。私達教員も、生徒が落ち着いて学校生活を送ることができるように、平静に振る舞うよう努めています。

元気っ子クラブが運営している学童保育においても、子どもたちが安心して落ち着いた毎日を過ごすことができるように、指導員さんたちが本当によく頑張ってくれています。遠距離通勤のため通勤に不安がある指導員さんたちが、しっかりと子どもたちを迎えるために、他の指導員の家に泊まって、保育にあたってくれているという話も聞きました。本当に頭が下がる思いです。

学童保育は、子どもたちにとっての「放課後の家庭」です。子どもたちの安心と安全を守る「とりで」として、学童保育に関わる大人みんなが、それぞれに精一杯の努力をしていきたいものだと思います。

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